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2009年10月 4日 (日)

平成21年度歯の健康力推進歯科医師等養成講習会2日目

平成21年度歯の健康力推進歯科医師等養成講習会2日目です。

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まず、「安全な移乗」についてDVD視聴。
その後、
国立長寿医療センター病院 先端医療部口腔機能再建科医長 角保徳先生の講演。
「訪問診療の現状と課題」
演者の角先生は、口腔外科が専門だが、早くから入院患者の口腔ケアを手がけていた。若いときに当時最先端だと言われていた脳神経外科の病棟に行ったときに、口の中はぐちゃぐちゃだったという。全く何もされておらず、口腔内の汚れからの感染にまるで無関心だったそうだ。
現在急性期の病院に歯科口腔外科は15%しかない。歯科医がいれば、無用な別の感染症になる機会がもっと減るはずだという。
昔、「即処」120点の5点を口腔外科にくれ、と言ったことがあるという。社保担当の先生に怒られたそうだが、その分で病院歯科の初再診料を増やせば、病院の口腔外科が増えて、開業医が今ほど過剰にはならなかった可能性もあるという。
病院の口腔外科は「医科」の点数を食うだけなので歯科の点数をそれ以上減らすことにはならない…と言う計算らしい。
今口腔外科の先生もある程度立つと開業してしまう。
ずっと病院務めの歯科医はとても少ない。あと85%の病院に歯科口腔外科を作れば開業医の増加はもっと抑えられていただろう…という主張はなるほどと思った。
本来の趣旨と外れるが、頭に残ったのはこの部分だった。
さて、
高齢者の歯科のニーズはまだたくさんある…が提供がうまくされていない…ということについては確かにそうかも知れない。
講演の後、
ワークショップに移る。6つの班に8人くらいずつに分かれて、高齢者の訪問診療の問題点についてKJ法にて抽出。1人3枚、思うことをカードに書いた。
途中、
ランチョンセミナー。在宅歯科診療器材の説明。そして業者展示。
今回の講習会を修了すると、訪問診療器材を購入した場合、国と県から補助金が出て最もうまくいくと1/3くらいの費用で購入が出来るとのこと。ただ…金額に制限があり、県が費用を出すと言わないといけないし、必ずしもそうはならない…らしい。
午後は、抽出した問題点をまとめて、解決法を出してまとめ、最後に班毎に発表を行った。
 各班はだいたい同じような言葉が出てくるが、微妙に視点の異なった内容になっていて興味深かった。
私の2班の内容としては、まず、訪問診療をしてくれるということが知られていないこと、
器材が高価で一歯科医院では購入しにくいこと、保険点数が低く抑えられていること、歯科医師のほうが積極的でないことも多いこと、行政なども積極的でないこと、
高齢者は歯が少なくなるので、歯科医師の介入する余地が減ること…などが上げられた。
解決法としては、患者さんや行政、歯科医師会などいろいろな機会を通じての広報活動、介護の関係者などとの連携により、潜在患者を掘り起こすことなど。
器材は今回のような補助を増やして貰うこと、
保険点数は上げて貰うこと、
歯科医師の法については啓発の講習会など。周辺が整えば乗り出す歯科医師も増えると言う意見も、
そして8020運動のさらなる推進。など。
 聞いているだけでないので、
 眠くなることもなく、有意義な講習会であった。

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