今朝の中日新聞一面に出ていました。
以下は中日新聞サイトより。暫くすると記事はなくなるので、文章も引用させて頂きました。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009020602000149.html
歯神経抜かず痛みを除去 愛院大などが再生治療法開発
2009年2月6日 朝刊
愛知学院大歯学部(名古屋市)の中村洋教授らのグループが、国立長寿医療センター(愛知県大府市)の中島美砂子室長と共同で、傷んだ歯髄(歯神経)を抜かずに元通りにする新たな治療法を開発した。これまでは、歯髄を取り除くしか治療法がなかった。
中村教授らによると、患部に「MMP3」という酵素を適量塗り込むと、血管が再生して歯髄がよみがえる。ラットを使った動物実験では、1-2日で再生が始まった。虫歯そのものは治らないが、虫歯が歯の中心にまで達し、熱い物や冷たい物がしみる「歯髄炎」に効果がある。
中村教授らは、傷ついた歯髄内にMMP3が多く分泌されていることを発見。「再生能力があるのでは」と予測し、治療への応用を考えついた。
ひどい虫歯では、歯髄を取り除く治療が多く行われているが、歯の感覚がなくなるため再び虫歯になっても気づかず抜歯に至る可能性が大きかった。
こうした抜歯を減らすことで、医療費の抑制につながる可能性もあるという。
研究チームは2007年から動物実験に着手。研究は、内閣府から先端医療開発特区(スーパー特区)に選ばれており、人体に対する安全確認など課題をクリアした上で、実用化を目指している。
歯髄に詳しい東京医科歯科大大学院の須田英明教授(歯髄生物学)は「生涯を自分の歯で過ごせる可能性を高める発見。画期的だ」と評価している。
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図を見ると、神経を取ってしまわずにMMP3を置くと、健全な神経に戻る…ということだと思います。
今でも、一応、似た方法はあります。
水酸化カルシウムを置いて、神経を残すのですが、一部神経を除去してしまう、ごく若い歯に適用、ほんの僅かに神経が出た場合…などいろいろ条件があったり、成功率が今ひとつだったりします。
早く実用化されれば良いですね。
普及するには、
保険適用になることが必須です。
また、赤字の点数でないこと、も必要です。
歯周病で骨が無くなった場合、骨を再生する方法が昨年4月から保険適用になりました。しかし、赤字点数ですし、一部のメーカーしか出来ません。
私も、適用前に材料は買ったものの…使ったことがありません…
歯周病でなくなった骨の再生技術を知ったのは20年も前です。スウェーデンの先生の講演で知ったのです。人にも実用化されていました。
数年後日本でも出来るようになりました。
しかし、保険外です。
保険の歯周病治療と併用すると違反になってしまいます。
何年も経って昨年漸く適用されましたが、赤字で未だ普及していません。
他にも差し歯の材料など新しい技術はあるのに、歯科はなぜか自費の飯のたねにしようと言うコンセプトで売り出されることばかりです。
医科はなるだけ保険に入れるようにしているのに。
MMP3はまだ動物の段階です。
果たして、国民の福音になるのはいつなのでしょうか?
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