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2008年3月27日 (木)

幼児の虫歯治療が出来ない歯科医師!!

 声を大にしてじゃないけど文字を大にして書きます。sign03

 今日は3歳児健診でした。保健センターへ出向き、今日は30人くらいでしたかね…私が開業した頃は、すでに虫歯になっている子3歳にもなると8割くらいはあったイメージです。でも今は、多くの子が虫歯がありません。この年齢ではなくて当たり前。世のお母さん方の意識は高いです。

 しかし、中には沢山の虫歯を持っている子もいます。放任みたいな育て方…で問題在り…の場合が多いように見受けられますが、母親が働いていて祖父母が長く見ているような場合には、親がだらしないわけではなくても、おやつの与えすぎで虫歯が多い子もあります。

 予防意識が高まって、虫歯が少ないのはいいのですが、幼児には普段フッ素塗布くらいしかしていない歯科医師が増えると、いざ、治療が必要な幼児が来ると、どうして良いか分からない…そんな歯科医師が出てきているような気がしています。

 情けない話ですが、実際にあります。

 今は希になった寄生虫などの病気を医師が診断できない…ということもあるそうですが、それと同じです。でも、たかだか虫歯ですからねぇ…

 3歳くらいの子の僅かの虫歯でも無理やり削って詰めようとしてみたり、逆に、虫歯を見ても予防のフッ素のみ行って、様子を見よう…と言うだけの歯科医師もあるようです。今日の健診でも母親と話をしたら、虫歯は前からあるがフッ素しか塗ってくれない…ということでした。

 都心部などでは子供がほとんど受診しない歯科医院もありますから、主に大人ばかり診てきて開業すると、経験豊富な歯科医師の下で勤務してきたとしても、そこでは子供の実際的な方法が勉強できないわけです。

 以前も似たようなことを書きましたけど、痛くも無いのに抑えつけて治療するのは適切ではありません。かといってあやして治療するのもなかなか出来ません。ひとまず進行止め(サホライド)です。抵抗されても、薬の塗布くらいなら出来ます。そして、3ヶ月置きくらいに繰り返し塗布します。何回か来るうちに馴れてきます。そしたら削る治療も出来るようになるというものです。

 もう虫歯になってしまったら、フッ素だけでは駄目なのです。

 サホライドをきちんと塗り続けると、普通は削る必要がある虫歯でも結構削らずに持たせることも可能です。治療に抵抗しない子供でも、サホライドで様子見することも多いです。手を付けると次には膿んできて、また再治療して…という悪循環になることは乳歯ではちょくちょく見られます。

 そうならずに持たせられるのなら、介入が少ない方が良いこともあるでしょう。見分けはやはり経験が必要です。経験のない時期は勤務医ですから、先達先生の診療をよく見ておくことなのです。

 「○○町の保健センターでも言っていましたよ、治療をお願いしても見てくれない歯科がある…って」

 虫歯の洪水時代の歯科医院じゃあるまいし…

 いくら、予防だ、最新治療だ…などといっていても、基本的な治療が出来ないでどうするんだ!?と言いたいです。幼児で、直ぐ削ろうとしたり(痛い場合は別)、進行止めも塗らない歯科医にもし出会ったら、転院した方が良いでしょう。

 

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